プレスリリース(光触媒活性とキャリア寿命)
2014年5月27日、東京大・東京工業大学と共同でプレスリリースを発信しました。
本プレスリリースは、2014年5月16日に米国の学術誌「The Journal of Physical Chemistry Letters」において発表された論文の内容をまとめたものです。
The Journal of Physical Chemistry Letters
"Electron-Hole Recombination Time at TiO2 single-crystal Surfaces: Influence of Surface Band Bending"
当該内容は各種新聞(日刊工業新聞、化学工業日報、科学新聞など)、Yahoo!ニュース、大学HPなどで取り上げられています。
Yahoo!ニュース
- http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140529-00000051-mycomj-sci
上智大学HP
- http://www.sophia.ac.jp/jpn/info/news/2014/5/globalnews_1107/20140527press
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子ども、そして子孫の代まで人間社会を存続させるために不可欠である「持続可能な開発」。
そのカギを握るのが光触媒です。
光触媒は、太陽エネルギーを利用して有害物質を分解する環境浄化材料です。
・環境汚染
・地球温暖化
・エネルギー問題
など、地球規模の諸社会問題を一挙に解決する可能性をもつとされ、近年注目を集めています。
光触媒活性には、光照射後に生じる反応因子の挙動が密接に関わってきます。本研究では反応因子の振る舞いをリアルタイム観測し、触媒活性を左右する要因を究明しました。さらに、触媒活性を制御する新たな可能性が提案されました。
本研究は光触媒の高機能化・高効率化に向け、材料の設計開発に新たな指針を与えるものです。