坂間研ラボツアー!
アクセス頂き、ありがとうございます!
このページでは、坂間研の学生室や実験室の生の様子をお伝えしていきたいと思います!リポーターは私、坂間研究室所属・4年生の五十嵐美樹が務めさせていただきます!
ではさっそく、研究室の様子を覗きに行ってみましょう!
■ 五十嵐美樹 プロフィール ■
2013年度の坂間研四年生。ミス理系コンテスト2013グランプリ。
「暗い」「話しづらい」と思われがちな理系女子のイメージアップを目的として日々活動を行っている。
研究テーマは「高温超伝導体YBCO薄膜のCu基板上成長」。
将来の夢はエンジニアとして世界中のインフラを整えること。
研究棟をぷらぷら歩いていくと、大きな張り紙が目に入ります。
ようこそ!坂間研へ
この張り紙は今年の4月、私たちが研究室に所属したばかりの頃に坂間研の先輩方が用意してくださったものです。優しい先輩に恵まれ、本当に嬉しく思ったことを覚えています。この張り紙からも、坂間研のウェルカムな雰囲気が伝わってきますね。
張り紙横のドアを開けると、私たちの研究室があります!
デスクが綺麗な左半分、ソファが設置された右半分
各種コーヒー、紅茶葉も完備
坂間研は、快適に過ごすことにかけては真剣です。居心地の良さはどこにも負けません!
「研究室って、散らかってそう…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、坂間研は綺麗好きな方が多く、いつも整頓されています。おやつ時には、先輩がブラックエプロン仕込みの美味しいお茶を入れてくれます。
もちろん、やることはやってますよ!
ちょうど先生と院生のディスカッションが始まったので、写真を撮らせて頂きました。先日の実験で得られた結果をもとに、今後の研究方針を話し合っていたようです。リラックスしつつ、やるときはやるのが坂間研です。
(議論のお邪魔をしないためにも、学生室紹介はこの辺にして…実験装置の紹介に移ります)
■ レーザーアブレーション(PLD)装置
まずご案内するのは、当研究室の看板であるPLD装置です!レーザー照射によって試料を局所的に加熱蒸発させ、対向する基板上に薄膜を堆積させる装置です。当研究室では、この装置を利用して世界最高レベルの品質を誇る薄膜や人工超格子を作製して研究を行っています。
坂間研メンバなら誰もが使うPLD装置
■ 原子層堆積(ALD)装置(3−336室)
こちらは、基板上での化学反応を利用して薄膜を層状に堆積させる装置です。適切な製膜条件を用いることで、薄膜成長を原子層レベルで制御することが可能です。膜厚を精密に制御したい場合や、1層ごとに異なる物質を成長させたい場合に威力を発揮します。当研究室は、特に後者の目的で特殊な薄膜・人工超格子を成長させています。
薄膜成長を原子層レベルで制御できるALD装置
■ ゾルゲル法成膜装置
前駆体溶液を基板上に塗布し、乾燥と高温熱処理によって目的の薄膜を作製する方法です。多種多様な薄膜を安価かつ簡単に作製できます。私の研究内容と関連が深いため、私もよく使っています。
ゾルゲル法成膜装置。お世話になっています!
本当は他にもいろいろあるのですが…長くなってしまうので、この辺で。
今までご紹介してきましたように、当研究室は多種多様な薄膜成長技術を有しています。それらを駆使して強磁性強誘電体、光触媒、超伝導体などの薄膜や超格子を作製し、全く新しい機能をもつ革新的な酸化物デバイスの開発を目指しています。
坂間研では、研究室見学を随時受け付けています。
興味が湧いた方はぜひ、お問い合わせフォームよりご連絡ください!