研究紹介
伊藤教授から |
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われわれの研究グループでは、物理学の第一原理から出発して、以下の分野の研究を行っている。幸いにもこれらの研究が国際的な評価を得て、宇宙物理学の基礎として学界に貢献しているのはまことにありがたいことである。 1.銀河団におけるスニャエフーゼルドビッチ効果の研究 2.相対論的熱制動放射の研究 3.恒星内部におけるニュートリノ放出率の研究 4.高密度物質の輸送係数の研究 5.高密度星における電子捕獲の研究 6.高密度星における熱核反応増大率の研究 7.元素の起源とr過程原子核合成の研究 8.パルサーの磁場の進化の研究 これらの研究の成果は、発表論文の項に記載されているので、参照されたい。 また計算機サブルーチンも収録したので、活用していただければ幸いである。 なお一般書として下記の書籍を刊行した。ご一読いただければ幸いである。 伊藤直紀著 宇宙の時、人間の時 朝日選書643 朝日新聞社発行 2000年2月 |
本の紹介 |
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宇宙の時、人間の時 |
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天文学・宇宙物理学が飛躍的な発展を遂げ、私たちの科学的宇宙像が確立したのはこの100年のあいだの出来事である。20世紀は、いわば新しい「創世記」がつくられた世紀でもあった。 本書ではその発展の道筋をたどり、現代の科学的宇宙像をわかりやすいことばでお話したい。 |
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サブルーチン |